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[テーマ]
作品を通して、志と、その永遠性を表現します。
[被写体]
被写体は、自然と時を経た人工物です。自然には輪廻を繰り返して生命を育む生命感と永遠性、一方、自然とは対極である人工物には、人と関わりながら時を経ることにより宿る、志と永遠性を、波動として感じることができます。
[作風]
作品の最大の特徴は、風景や静物の生命感とその永遠性が表現されていることにあります。被写体が作者の思いによって変質して、自立した作品となり、作品からあたかも波動が放出されているかのようです。
作画では主題を伝える為、画面の中央付近に被写体があります。また、被写体の背景や周囲に画像が曖昧な部分を作ることにより、時の経過が表現されています。そのために、明るいレンズやアオリによるボケ、あるいは低速シャッターによるブレの効果が利用されています。さらに被写体の印象を深めるため、画面に陰翳や光の視覚的効果が取り入れられています。最終作品は、和紙へのプラチナ・パラジウム・プリントまたは、調色したゼラチン・シルバー・プリントです。中でも和紙の一種である雁皮紙へプリントされた作品は、雁皮紙独特の光沢が美術品としての作品をいっそう味わい深いものにしています。これらの手法により作られた作品は、淡いモノトーンに仕上げられています。
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